コラム

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現場の安全を最優先に!建設業における安全教育とリスク管理の重要性

2024.09.30

建設業界において、作業員の安全と工事の品質は最も重要な要素です。
弊社では、働く上で一番大切にしていることは「安全」であり、作業員の安全を確保するという責任を強く感じています。そのため、工程の進行と共に安全・品質管理を重視し、現場を定期的に巡回して品質保持を心がけ、安全に配慮した建設工事を行っています。
この記事では、当社が取り組む安全対策と品質維持のための取り組みについてご紹介します。

安全面への取り組み

当社では、常に作業員と第三者の安全を最優先に考え、現場でのトラブルを最小限に抑える対策を講じています。これは、全てのプロジェクトを安全に完了するために不可欠です。具体的には、以下のような安全対策を実施しています。

徹底した安全教育

新入社員を含む全ての作業員に対して、実際の現場で起こり得る事例を用いて、危険予知訓練を実施するなど、安全教育を徹底的に行っています
各工程での危険箇所や安全対策についての教育を通じて、作業員一人ひとりがリスクを理解し、適切な対応ができるように指導しています。
危険な作業を行う場合には、保護装備の着用を徹底し、重機操作は専任のオペレーターが行います。
また、定期的な安全講習や訓練を実施し、最新の安全知識を常にアップデートしています。

現場巡回とチェック

現場監督が現場を定期的に巡回し、品質と安全の確認を行っています。
これにより、現場の実際の状況を把握し、作業員と直接コミュニケーションを取ることで、問題の早期発見と解決が可能となります。また、巡回の際には安全指示を徹底しています。
巡回後のフィードバック体制を整え、問題があった際にすぐに改善される仕組みを整えており、全員が安全に働ける環境を維持することを目指しています。

事故予防とリスクマネジメント

安全な作業環境を維持するためには、事前の事故予防とリスクマネジメントが欠かせません。
当社では、以下の対策を実施しています。

危険予知トレーニング(KYT)の活用

「危険予知トレーニング(KYT)」とは、製造業を中心に、作業や職場で災害に繋がる危険(労働災害)を探し出して対策を行う能力を高めるために考案・実施されている訓練のことです。
小集団で活動するのが一般的で、メンバー同士で職場や作業に潜む危険要因を見つけ、話し合いを行い、対策を検討する活動です。
弊社でも「危険予知(KY)活動表」を記載した上でこのトレーニングを活用し、現場の危険箇所や問題が発生し得る状況を事前に予測しています。このトレーニングを基に、工種毎に具体的な対策を講じることで、事故の発生を未然に防ぐことができると言うわけです。

リスクアセスメントの実施

「リスクアセスメント」とは、職場に潜む危険性を特定し、それによる労働災害(健康障害)における負傷又は疾病の重篤度と発生の可能性の度合いを組み合わせてリスクを見積もり、その大きさに基づいてリスクを低減するための対策の優先度を決めた上で、リスクの除去や低減の措置を検討し記録する一連の手法をいいます。
事業者は「労働安全衛生法」第二十八条の二により、リスクアセスメントの実施に努めなければなりません(下記引用)。

“事業者は、厚生労働省令で定めるところにより、建設物、設備、原材料、ガス、蒸気、粉じん等による、又は作業行動その他業務に起因する危険性又は有害性等を調査し、その結果に基づいて、この法律又はこれに基づく命令の規定による措置を講ずるほか、労働者の危険又は健康障害を防止するため必要な措置を講ずるように努めなければならない。”

リスクアセスメントによって検討された措置は、安全衛生計画に盛り込み、計画的に実施する必要があり、大まかに下記のような流れになっています。

  1. 危険性又は有害性の特定
  2. リスクの見積り
  3. リスクを低減するための優先度の設定とリスク低減措置の検討
  4. 優先度に対応したリスク低減措置の実施
  5. 記録
直ちに改善すべき、又は重大なリスクがある。●措置を講ずるまで作業を停止する必要がある。
●直に又は根本的な対策が必要である。
●十分な経営資源(費用と労力)を投入する必要がある。
かなり改善すべきであり、又はリスクの低減措置を速やかに講ずる必要がある。●措置を講ずるまで作業を中止すること。
●速やかな改善が必要である。
●優先的に経営資源(金と労力)を投入する必要がある。
リスクの低減措置を必要に応じて講ずる必要がある。●現時点では作業を継続させる。
●将来的には改善が必要である。
●経営資源(金と労力)を計画的に投入していく。
リスクの優先度の決定(マトリクス法)

リスクアセスメントの目的と効果

リスクアセスメントを導入し実施する主な目的は、次のとおりです。

リスクアセスメントを実施することにより、次のような効果が期待できます。

弊社では「工事・安全衛生指示書」に安全パトロール点検表の項目を設けており、「管理体制」「環境整備」など、安全に問題無いかのチェックを欠かさず行っています。

まとめ

全てのプロジェクト開始前にリスクアセスメントを実施し、潜在的な危険を特定します。
これは、リスクに対してどのように対応するかを検討するもので、リスクが高いと判断された場合には、適切な対策を講じ、安全性を確保しています。また、定期的な見直しを行い、状況の変化に応じて柔軟に対応します。

当社は、社員と第三者の安全を守ることを最優先とし、安全に配慮した建設工事を実施しています。

品質の高い工事を提供するためには、まず作業員が安全に働ける環境を整えることが不可欠です。
今後も安全対策と品質管理を徹底し、信頼される建設会社であり続けることを目指します。

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